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11年目の3月11日を迎えて
2022.03.11
~11年目の3月11日を迎えて~

未曽有の被害を出した東日本大震災が起きた2011年3月11日より、本日で11年が経ちました。

2011年の東日本大震災直後、小高区は避難指示区域になり、その5年後の2016年7月にようやく避難指示解除になりました。そして2019年1月に、小高区復興拠点施設「小高交流センター」のオープンと共に小高マルシェがスタートし、今年で3周年を迎えました。

今年は新型コロナウイルスの影響により3.11に関連したイベントの実施は断念しましたが、こちらで小高マルシェを代表して数名のメッセージをお届けします。


「あの震災から、あっという間に11年が経ちました。
小高マルシェが立ち上がり、最初は近所にお住いの皆さんが立ち寄って下さり、今では遠い地域から足を延ばして来て下るお客様も増えました。
「小高の野菜は美味しい」と言ってもらえるのはとても嬉しいことです。また、地域の人たちがお喋りにお店に来てくれるのも嬉しいです。そういった沢山のお声を励みに、頑張って野菜を作り、小高マルシェを運営していきたいと思います。
新型コロナウイルスの状況が落ち着きましたら、イベントなどもやりたいと思っていますので、お楽しみに。
これからもよろしくお願いします。」
(会長 安部あきこ)

「11年経って、地域の環境も大きく変化してきました。
震災当時からつらい時期もありましたが、今振り返るととても早かったように思います。
あれから11年の年齢を重ね、体の衰えを感じるようになってきましたが(笑)、震災前、震災後に一から畑を作り直し野菜作りを再開した時から、野菜作りに対する情熱は衰えるどころか、強くなっています。
美味しいと喜んでいただける野菜をお届けできるよう、これからも野菜作りに向き合い、頑張っていきたいと思います。」
(宮川フジコ)

「小高マルシェのスタートと合わせて、野菜作りを始めました。
野菜を作ることでどんどん元気になれましたし、今では、頑張って作った野菜が小高マルシェやネット注文を通じてお客様にお届け出来ることが張り合いになっています。もっと様々な野菜作りに挑戦していきたいとも思うようになりました。
自分のできる範囲で、これからも取り組んでいきたいです。」
(木幡昭子)

「震災後、避難先からちょこちょこ家に帰って来て、片付けをしながら、農作業を始めました。
小高マルシェが立ち上がって、一昨年からはWEBサイトが始まって、より野菜作りに対するやる気が出ました。
近所のいつも来てくれるお客様、地域外よりネットで注文をして下さるお客様に、身体に優しい美味しい野菜を届けられるように、頑張りたいです。」
(吉田邦子)


震災後人口が減って寂しくなってしまった小高のまちに、自分たちが作った野菜を販売出来る場所、また、その直売所を拠点に、地域住民の方々が立ち寄れる場所・交流が出来る場所をつくることを目的に、有志で始まった小高マルシェ。
これからも、この地で、地域に賑わいを、お客様へ美味しい野菜を届けられるよう、一同力を合わせ頑張っていきたいと思います。
これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。